生徒のみなさん
1学期、よく頑張りました。前回も書きましたが、みなさん総じてよく頑張りました。
スピーチコンテストなど、WEB開催された行事での活躍にもすばらしいものがありました。
第19回WaiWai!トークでは審査員特別賞などで3名が表彰されました。昨年度、終業式ができなかったので披露できなかった茨木市国際親善都市協会主催のコンテストでの1位、東大阪大学主催のコンテストでの3位に入った方も含めて、コスモス生の活躍に拍手です。今、コロナ禍で母国との往来も難しい中、不安なことや困ったこともきっとある中での頑張り、すばらしく誇らしいです。
目標にしていた大会が中止になって、部活動どうなるかと心配していましたが、バスケットボール、ダンス、野球、サッカー、陸上、テニス(硬式・軟式)、ソフトボール、…と、次々に特設の大会などに向けて頑張っている様子も頼もしいです。短い夏休みです。熱中症にも気をつけつつ、集中して取り組んでください。
一方、今日8月6日は広島市に75年前、原子爆弾が投下された日です。午前8時15分。一瞬の閃光と爆風の中で大勢の方が亡くなりました。その後しばらくの間に亡くなった方も含めて14万人ともです。
コロナ禍で花火大会など夏の行事も続々中止・縮小ですが、戦争のことを伝える行事もその多くが中止されたり縮小されたりしています。戦後75年。当時15歳だった方でも90歳です。実際に経験された方の体験を伺う機会が減っていく中で、4分の3世紀、75年の節目、今年を最後にと思われていた体験者の方も多かったとも聞きます。でも、忘れてはいけないことです。みなさんにも覚えていてほしいと思い終業式でも触れました。
今から75年後、2095年。私は134歳。さすがにもうですが、生徒のみなさんはまだまだ元気でいることが十分可能な年齢だと思います。まず、今夏はコロナ禍と無茶には気をつけて、その後も健康第一でいろいろな意味で豊かな人生を歩んで、75年後には、150年前の戦争のことと、75年前のコロナ禍のことを穏やかに、そしてしっかりとお話しされる方になっていて欲しいと願っています。
短い夏休みに、長いスパンのお話しをかぶせてみました。コロナ禍のせいで、いつもとは違う時間の流れになっているとも思います。いつもの時間の流れの中では、考えつかない、思いつかない良い発想が浮かぶかもしれません。しんどいときこそポジティブシンキングで。充実した夏休みになりますように。
校長 (写真は8/6、7:15(1時間前))